2023/1/20
Aちゃん・・・
昨日、年少組の体育参観がありました。
子どもたちの様子を動画では配信していたものの、ここ数年のコロナ禍で保護者参加の行事は少なく、
実際に園に見に来ていただく機会は減っていました。
保護者が来てくれることを朝から楽しみにしていた子どもたちは、張り切って体育指導に参加しました。
多くの保護者が見守る中はじまった体育参観・・・
Aちゃんだけ、みんなに背を向けるように座り込み参加しません。
一緒にしよう!という保育者の声掛けに、つかれたの~、眠いの~の返事。
じゃあ、みんながやってるの見て応援してあげてね!
それでもみんなの方を向こうとはしませんでした。。。。
体育指導も終わりにさしかかったところで、跳び箱が準備されました。
(よし!このタイミングで!)
あ!あれ、Aちゃんがこの前できた跳び箱だね!やってみない?と声をかけると、
パッと顔を上げ跳び箱を確認。
やる!と返事が返ってきました。
Aちゃん、これも跳んでみる?先生が手つないでてあげるよ!というと、
やってみるっ!!!!
跳んだあとのAちゃんの顔は、恥ずかしいのと嬉しいのとで、とっても照れ臭そうでした。
2度3度繰り返すうちに、満面の笑みに!
Aちゃんは、園庭のお花に毎日水やりをしながら「まだお花咲かないね~」とお花や生き物を大切にする
優しい女の子です。恥ずかしがり屋さんで、初めての事にはちょっとだけ躊躇してしまいます。
でも、みんなのやっていることを見てないようでとてもよく見ています。なんとなく自分でイメージもしているんだと思います。
そして自ら、やってみる!と動き出したこと。
その姿を大切にしていきたいです。
参観だったこの日、一人背を向けていたAちゃんをみたお母さん。なぜ、うちの子はやらないんだろう…うちの子はできないのかしら…いろいろ考えたと思います。
でも、ずっと見守っていてくれました。
体育参観終了後、お母さんはAちゃんに走り寄り、ぎゅっと抱きしめてあげていました。
Aちゃんの姿を一番理解し、頑張りを認めてあげていたお母さんの姿に、私も嬉しくなりました。
子どもたちは、自分で考え、動き、成長していますね。